諦めかけた時の彼からのプロポーズ

彼と付き合いだして1年以上がたったときの事でした。
お互い結婚も意識し始めたころ、なんと妊娠が発覚したのです。
お互い貯金などもこれからしていこうというときだったので何の準備も出来ておらず嬉しい反面正直戸惑いました。
またふたりとも仕事に慣れてきたばかりでこれからというときだったので、その部分でもこれからどうしたらいいんだろうと悩みました。
もちろん彼にも相談。
すると彼は少し考えた後に「準備もなにもしていないし、今産んだとしても育てきれないんじゃないか」と提案をしてきました。
確かにその通りだったのです。
仕事も慣れてきたばかりで給料もそんなに高くなかった為、お互い生活にいっぱいいっぱいになりながら過ごしていたのが当時の状況です。
彼の意見も確かに一理あったので否定はできませんでした。
しかしどこかでわだかまりが残っていた私は中絶という結果を受け入れられませんでした。
出来るとわかっていながらその状況を繰り返し、当たり前の結果が出たらそこから逃げるなんて大人のやることじゃないと思っていたのです。
彼といくつかの産婦人科を周りました。時期はもう11週。
これ以上延ばすと中絶が困難になるということから病院を決め中絶をすることになりました。
毎日のように泣いてはお腹の子に謝る日々。
辛くて自分が情けなかったです。
当日、病院に行こうという彼にどうしても足が動きませんでした。
そして私はある決断をしました。
「当然の結果が出てそこから逃げるなんて私たち子供の命なんだと思ってるの?あなたには申し訳ないけど、私ひとりでもこの子育てたい」
彼は最後の最後まで反対し「降ろさないなら別れる」とまで言われました。
それでも折れない私。別れるという話のまま沈黙の空間。
その時彼が後ろから抱きしめて
「結婚しようか」
と言ってくれました。
ひとりで育てていく不安と、好きな彼と別れなくてはいけない悲しさを抱えていた私にとってこれ以上の言葉はありませんでした。
号泣しながらもちろん返事は「はい」と答えました。
いつまでの泣き止まない私に「第二の人生の始まりだな」と覚悟を決めてくれた彼。
この時のことは一生忘れられません。
大変なことも多いけど、皆で頑張っていこうと心に決めた瞬間でした。

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