ポケベル時代の束縛彼氏には参りました

これは私が大学に通っていたときの話です。
ある友達(Aちゃん)に新しい彼氏ができました。

来る日もくる日もデートを重ね、仲むつまじいカップルでしたが・・
その彼氏はとんでもない束縛男だったのです。

今から20年も前の話なので、当時は携帯電話はありませんでしたからポケベルでの連絡。
Aちゃんは大学の授業が終わるたびにポケベルのメッセージを打つため、公衆電話に向かっていました。

私たち女友達で食事に行っても1時間おきにメッセージを発信するAちゃん。
そろそろいやになってきたと別れることも考え始めたころ
彼氏は何かを察したのか、もっと頻繁に連絡をするよう命じてきました。

ポケベルでは情報量が少ないといわれ、店の公衆電話から電話をするように言われたのです。

「もしもし・・今○○っていうお店に△ちゃんといっしょに居るんだけど」

「わかった。じゃあ△ちゃんにかわって」

そう言われて何度私はその彼氏としゃべったことでしょう!
そしてある日いつもと同じように彼氏に電話を代わるように言われ、私が電話口にでると
「あのさ、Aちゃんを連れまわすのやめてくれない?」

「え!私、ただAちゃんといっしょにごはんを食べているだけで・・」

「そこには他の男いないんだろうね」
「私ともう一人女の子がいるだけで他にはいませんよ」

ガチャと電話を切られてから30分・・その彼氏がお店に現れました。

「ほら、女の子しかいないでしょ」
とAちゃんが言ったら「そんなことより何時だと思ってるんだ!もう21時じゃないか!」

ついにお店まで来るようになり、21時には家に帰ってろと言い
私には迷惑だから連れまわすな!悪影響だ!と言い放ちました。

そのうちバイト先でAちゃんの帰りを待ち伏せするようになり
今でいうストーカーっぽくなったところでAちゃんの堪忍袋が爆発してジ・エンド。

細かいところでは服装のチェックなどもありましたが、とにかくお父さんのように
早く帰れ、夜は心配だから出歩くなとうるさい彼でした。

その後Aちゃんには新しい彼ができて、結婚しました。
新しい彼はほどよい束縛加減でやさしくて今も幸せに暮らしているようです。

・・が20年たった今も
以前の「プチ束縛彼」とまだつながっているようです。

彼は「あのころは若かった。Aちゃんを信用できなかった。」と反省の弁を口にするようですが
「生まれ変わったらAちゃんと結婚したい」とも言うようです。

Aちゃんは「昔の彼は友達の一人」として普通に接しているというのですが
いまだに旦那さんに隠れて電話をしたりするAちゃん。
信用されなかったのは仕方ないかもしれませんね。