覆水盆に返らず。見事に散った恋。

高校生の頃、3年間ずっと好きだった女の子がいました。学年でも目立って美人でしたし、ライバルも多かった思い出があります。

その子は3学年の後半までは誰一人とも付き合わずにいました。理由は判りませんが、同学年の男子でその子にプロポーズした仲間も何人かいました。

僕もずっと好きでしたがシャイな性格でしたので、なかなか思いを打ち明ける事が出来ずに日々過ごしていました。

だけど高校を卒業するまでには何とか思いを伝えようと決心していました。それは高校生活の中で一番エネルギーを使う事だと自分の中では思っていました。

3学年の頃、偶然にもその片思いの子と同じクラスになりました。とても嬉しくて、何とか気を惹かせようと、あらゆる男磨きをやっていました。

夏休みの期間など、学校に行けないのが苦しいほど好きでした。3学年目にもその子にアプローチをかける男友達も相変わらずいましたが、

なかなかOKをもらえませんでした。いよいよ高校生活3年目の後半、卒業を意識し始める段階になって、僕は思いきってデートに誘いました。

その日は今でも忘れられませんが、最高の一日でした。それから、学年のアイドル的な立ち位置だったその子と仲良くなり、

学校が終わってからも話をしたり、夜は電話をしたりする中までに発展しました。そして頃合いを見て、自分自身にGOサインを出し、いざ告白しようと決めました。

普段通りに一日の授業が終わり、放課後呼び出しました。それから付き合ってと告白しましたが、見事にふられました。

理由は、友達以上にはなれないという事でした。さらに衝撃だったのは、その一週間後に僕の親友に、その子から告白して付き合い始めたという現実です。

その親友は土下座までして僕に謝りましたが、何が何だか分からなくなり、そのカップルとは距離を置きました。僕は高校生活の最期、見事に散りました。